こんにちは。
本日はわたしが#心に残る上司の言葉というお題で書いてみたいと思います。
私が心に残っている言葉を頂いたのは、新卒で入った食品会社で同期で入社した人生の大先輩です。
その方は大手味噌メーカーで執行役員になっていたような方で、私は新卒、上司は中途採用で同じ時期に入社いたしました。
そんな方から学んだ人間関係やビジネスで使える言葉を書いていきたいと思います。
人の話す言葉の行間を読め
これは営業に配属されたときに上司から言われた言葉です。
正直はじめは全く意味も分かりませんでした。
しかもマジで怖い上司だったんで、その意味を教えてくださいなんて言葉も言えずもんもんとしていましたね。
でも今になるとその言葉の意味もわかりますし、その言葉がどれだけ仕事をこなす上で大事だったかを感じます。
この意味は日本人は特に顕著に出やすいのですが、本音はすぐには語らないのが日本人です。
仲良くなるにつれて本音を語りだすのですが、その過程で信頼を得るために一番必要なスキルがこの「行間を読む」だったんです。
ひとは自分が話をしている内容を真剣に聞き、内容を理解してくれる人を好きになります。
つまり信頼できる人という認識が作られやすいです。
これは営業でお客さんと商談をしていて、商談の内容の中に直接的な言葉でないにしろ改善したい「不」という言葉が聞き取れたら、それを改善する提案をします。
すると、お客さんは改善したい内容を直接言っていないのに、ドンピシャな問題の解決案を出してきたとなるんです。
こうなるとお客さんの信頼は爆上がりです。
仕事を頼みたいってなります。
これを上司が言いたかったんです。
でも当時の私はポンコツで何度も何度も怒られました(笑)自分の商品を売りたい気持ちが出すぎて、顧客目線じゃなかったんですよね。
上司の目線はまだマーケティングのマの字も知らない私にとっては理解できず、いかに自社商品の説明をして、魅力を伝えれば売れると思ってたんですね・・・
売れないわけです。
今なら理解できる「プロダクトアウト」ではなく「マーケットイン」の考え方ですね。
そしてだんだん行間を理解しだします。
行間とは「質問力」
私の結論はここに行きつきました。
質問力とはお客さんの言葉に対する違和感や疑問を投げかける行為です。
私は「行間」をお客さんの話の中から探るものだと理解していましたが、行間から読み取れるものは抽象的だったり違和感だったりぼんやりしているものなので、質問することで具体的にする事が行間を読むと理解しました。
これを理解してから劇的に売り上げは上がり、ものすごく自信になっていきました。今までは「はい、はい」と聞くだけだったのが、「その意味をこうですか?だとするとこの商品だとこのような問題がでますね」「それならこの商品だとその問題解決につながりそうですね」など提案ベースで話ができるようになりました。
なにより行間を意識する副産物として、お客さんの性格まで理解するのが早くなりました。
このお客さんはおべんちゃらは嫌いだからズバズバ本音で話そうとか、逆に自分が好きなお客さんには肯定しながら所々本音で話そうとか臨機応変に対応できるようになりました。
本当に行間という言葉は魔法のことばだと思います。
という私は国語が超苦手でした(笑)
でも身につけられましたのでお試しください。
仕事が変わっても活かせる
もちろん営業職でお客さんと話をするためだけに役に立ったわけではなく、製薬会社で製造職についているときもこの行間は役にたちました。
社員同士で連携して業務をこなす時に相手の主張をくむ力にもなりますし、パートさんの要望を聞く場面でも「不満」や「疑問」の根源を理解する事にも役に立ちました。
一番は上司との会話が役に立ちます。上司の質問の意図をくみ取るスピードが速くなり、仕事ができるやつ認定されやすいので自然と評価が良くなります。
実際は仕事できません(笑)
行間を読めるということは人間関係全般が円滑にすすむようになり、ビジネス上でもプライベートでも信頼を得やすいです。
行間を読める=信頼を得られる
この方程式が成り立つと思っています。
まとめ
この上司との出会いが私の人生を大きく変えたと思います。
余談ですが、この上司は10年前に亡くなってしまいました。
今もし会えるなら感謝を伝えたいです。
私はこの行間を読むという事を自分の子供にも伝えたいですし、これから部下になる方・仲間に伝えていきたいなと思います。
そしてこれを読んで頂いた方は、「行間を読む」という意識をもって商談や会話をしてみてください。
人間は実は聞いているようで聞いていないんです。
真剣に話を聞くと、自然と質問が湧いてきますよ。
まとめると、私の人生を変えた #心に残る上司の言葉 は「行間を読め」です。
ポンコツPONNSUKEは、今でも頑張ってますよ!
これからも見守ってください!
では。