おはようございます。
寒いですね・・・
毎日朝散歩をしてセロトニンを出す行動をしているんですが、寒すぎますね(笑)
でもうつ病経験者は普段の習慣が大事なので、毎日続けます!
さて、本日は私自身の恥ずかしい話を交えながら「ギャンブル依存症」の怖さ似ついて語り、その克服方法をまとめます。
本当にギャンブル依存症は怖いですよ。軽い気持ちで、パチンコや公営ギャンブル全般を始めようとするかたがいたら、全力で止めます!
ではスタートです!
目次
ギャンブル依存症とは

まずギャンブル依存症がなんなのかをお話します。
皆さんは大体はわかると思いますが、ギャンブル依存症は脳の病気です。
しかも一度かかるとほぼ完治することはないです。
なぜか?
ギャンブル依存症の根本原因は、「快楽」です。
ギャンブル中にはドーパミンやノルアドレナリンという快楽物質が大量に分泌します。最初は少ない資金で始めた人も、だんだんと金額が上がる傾向があるのは、この物質が影響します。
脳は最初に得た快楽の刺激より、次の刺激はもっと大きいものを求めます。なので、1000円投資が2000円、2000円が5000円になどどんどん金額が上がっていきます。
この状態に入るともうギャンブル依存症の入口です。
では私自身の依存症話をします。
ギャンブル依存症の体験記
大学時代
私自身、3年ほどギャンブル依存症に悩まされました。
私がはまったのは、「競馬」です。
昔から親がやっていた競馬をみていたのもあって、馬が好きでした。競馬というものをやり始めたのでは、大学時代。
大学の研究室で一緒になった友達が競馬大好きで、毎日競馬談義に花が咲きます。
そして、なんとなく思い付きで近くに地方競馬の場外馬券場があったため、一人で行ったんです。本当に興味本位で。

正直競馬はしたことが無かったので買い方もよくわからないですが、マークシート式の紙に鉛筆で番号を塗りつぶして券売機に投入。レースを待ちます。
ここで今ならわかるのですが、私自身がもともとギャンブル気質があったんです。大きい当たりを期待するため、いきなり3連単で買ってるんです(笑)
確かに競馬のメダルゲームなどで、単勝にメダル100枚とかぶち込んでいたりしてました。
ギャンブル依存症は本人の気質もおおいに関係します。
話がそれましたが今でも覚えています。3連単1-4-5 19820円という馬券をあてました。
500円買っていたので、ほぼ10万でした。
バイトしかしたことない大学生に10万は衝撃的で、まじで稼げるじゃんって脳内に刻まれました。これが地獄の始まりです。
毎日、毎日場外馬券場に通うようになります。大学の研究室が始まる前、研究室帰り、なんなら土日も隙あらば行ってました。
最初の10万はだんだんと減って、バイトで稼いだお金まで使うようになっていました。この時点で儲からないと気付くべきなんですが、脳がそれを許しません(笑)
脳は「快楽」よこせって言ってくるんです。
競馬=快楽の構図が脳内にインプットされるので、行動がとまらないんです。医学的な観点だとドーパミンという快楽物質が出ることで、セロトニン(安らぎ物質、行動抑制)が少なくなります。
そのため脳は制御不能になります。
この状態がギャンブル依存症です。
この大学時代のきっかけが社会人になり、お金を多く手にすることで拍車がかかります。
社会人時代
大学時代は自分にお金だけに手を付けてなくすような状態だったので、まだ救いはありました。
しかし社会人になると手取りが20万くらいになります。生活費が増えるという頭はなく、ギャンブルの投資金が増えたぐらいに思いましたね。
ここではギャンブルに「投資」なんて言ってますが、本当は「投機」です。ギャンブルで儲けるなんて無理です。絶対無理です!これだけ言います。
そして10万を持って競馬場に向かうと、帰りにはすっからかん。

そこで社会人になった私が手を出したのは、「銀行カードローン」。まじで頭が湧いてました。
このカードローンで借りた50万で競馬をして、なんと70万を勝ちました。これが本当にドツボの原因です。
券売機から止まらない札の音・・・興奮マックス。たぶん今までの人生で一番ドーパミンが出てましたね。
そして借りた50万円を返します。人生ちょろいなって思ったんですよ(笑)本当に愚の骨頂・・・そしてその70万がどうなったでしょうか?そう翌日に無くなってます(笑)
そして返したはずのカードローンに手を出しまして、上限まで使います。でも辞められないギャンブル衝動・・・そしてまた別の銀行のカードローンを契約しました。
幸い?なのかはわかりませんが消費者金融には恐怖感があり、契約しませんでした。銀行と消費者金融では、消費者金融の方が金利が高いです。
少しカードローンの話をすると50万円ぐらい借りると、金利は14パーセントぐらいなんです。なんと計算すると、1年で7万円が利子として取られます。
投資の神様ウォーレンバフェットが、投資して平均が14パーセントぐらいなのでとんでもない金利なんです。
つまりカードローンの本質は、「カードローン」を借りるやつは信用されてないんです。返せる保証がないから高い金利で貸すんです。銀行っていいイメージありますが、そういう金銭的、情報的弱者からはとことんお金を奪います。
話を戻します。
合計100万の借金をし、首が回らなくなったわたしは今の奥様にお金を借りて全額返済しました。よく振られなかったと本当に感謝しかないです。
しかし、ここで話は終わらないんです・・・
返済すると気が大きくなって、妻への罪悪感より競馬欲が勝るんです。自己肯定するわけじゃないんですが、もう脳が制御できないんです・・・わかっていてもギャンブルをしてしまうんです。これはギャンブル依存症の方なら、100%経験します。
私自身野球部で、しごきや先輩からのいじめにも耐え根性は人一倍あるとおもってましたが、根性の話じゃないんですね。
脳に操られる感覚です。
そんなこんなでまた借金を作るわたし・・・本当に20代前半は人に話せないことが多いです・・・
もう正直生きているのが嫌になったのは事実です。
借金の額がどうこうとかではなく、何度も何度もギャンブルを辞めようとしても辞められない無力感。たいせつな人に助けてもらっているのに、また繰り返すアホさ。なにより自分をコントロールできないので、生きている気がしないんです。
まじでリセットしたいと思いました。
ギャンブルから立ち直るきっかけ
ここからはどのように立ち直ったのかを書きます。
ここから何度も借金を重ねて実家の両親にも迷惑をかけ、生きていくことの希望もなにも見失っていた時に東日本大震災がありました。

私は大学時代に東北の沿岸にすんでいました。
その沿岸の映像が流れ、思わず泣いてしまいました。
見慣れた町がなくなってしまった。
この衝撃はすさまじかったです。
次の瞬間友達のことがよぎりました。
「やす」これは私の友達の名前です。
もともと東北の沿岸部出身の彼は、地元で就職して東北にいました。
その彼が住む町は映像では、海しかなくなっていました。彼の携帯に何度も電話しましたが出ません。
留守番電話に何件もメッセージを残しました。
折り返しはありません。
1か月後、「やす」の彼女さんからSNSを通じて連絡がありました。見つかったと。
この「見つかった」という言葉は忘れません。
つまり、亡骸で見つかったんです。
ご遺体が見つからない方もいる中で見つかったことはいいのかもしれませんが、現実をおもいっきり突き付けられました。
泣きましたね。
友達が亡くなる経験は初めてで、しかも仲のいいやつ。
もう会えないと思うとマジできつかったです。
この時にギャンブルもなにも考えなくなり、価値観が変わりました。
大切な人を守るために生きようと。
ギャンブル依存症から脱出
カードローン解約
まずカードローンを解約します。
そして次契約できないように、当時は印鑑は今の妻に預けました。
ギャンブル依存症の克服には、ハード的にギャンブルが出来ない環境に身を置く事が大切です。
ソフト(脳)は病気になっているので、少しづつ治すしかないのです。
まずはお金を借りれない環境づくりです。
給与口座を妻に預ける
これも大事です。
給与はすべて妻からもらうシステムにしました。
自分で好きなだけ使う生活はやめて、生活できる分だけもらう。
物理的に使えなくしました。
自分はギャンブル依存症だと認める
これは誰かに宣言しましょう。
ギャンブル依存症の方は、総じて自分はギャンブル依存ではないと言います。
いつでもギャンブルなんか辞められると。
ドラッグと一緒で辞められないですよ。ドラッグは使ったことないですが。
依存症なんだからやめられないんですよ。
自分で認めるのは当然で、この事実は誰かに言わないといけません。
だれかが次に誘惑にかられたときに守ってくれるかもしれません。
そして誰かに話すのは恥ずかしいし、辛いので脳に刻まれます。
実践しましょう。
ギャンブルできる場所に近づかない
ギャンブルの環境から離れるのも大事です。
とにかくギャンブルのことは考えないことが一番です。
脳は快楽を覚えていますので、ギャンブルに関連する映像を見るだけでドーパミンが出ます。
それがあなたをまた地獄へ引き込みます。
なので私なら競馬番組の時間は外出したり、競馬場及び場外馬券場には近づかないことにしました。
パチンコ依存はいたるところにあるので辛いですが、見ないようにしましょう。
散歩する
これを侮ってはいけません。
うつ病の治療にもいいとされる散歩は自然を感じ、空気を感じ、日差しを感じる素晴らしいマインドフルネスです。
自分をフラットな状態に戻す作業です。
散歩はセロトニンがでますので、脳の制御機能が徐々に回復します。
なので、できれば朝に散歩することをおススメします。
朝日を浴びるとセロトニンが大量にでます。
体内時計も正常に戻るので、よく寝れますし活力が湧きます。
ギャンブル以外の没頭できるものを見つける
これは私にとってはお金稼ぎです(笑)
と言ってもお金に依存するのではなく、お金を稼げる知識やお金が増える知恵を得ることに没頭しました。
ギャンブルで稼ぐことに依存したのは、お金が欲しかったと気付いたんです。
だったら確実稼ぐ術を自分で勉強するほうがいいという結論です。
今はお金を稼ぐより、毎日の読書や子供との時間が幸せです。
まとめ
ギャンブル依存症はまじでこわいです。
本当に人生が破壊されます。
私はいろいろな境遇から立ち直りましたが、もっと依存が強い方は病院にいくことをおススメします。
ギャンブル依存症はどこでもいわれていますが、完璧な病気です。
薬や施設などで一定期間ギャンブルから離れないと、脳は何度も快楽を求めてきます。
遅いことはないです。
まず自分はギャンブル依存症だと認めましょう。
そこからすべてが始まります。
相談はいくらでものります。
ご連絡ください。
