こんにちは。
本日はブラック企業に関して、書いていきたいと思います。
元ブラック企業従業員目線でも話をします。
先日はホワイト企業で働くうえでの注意点でしたが、今回は重い内容になります。
ではスタートです。
目次
ブラック企業とは?

これはもう何十年も前から言われていますので、大体は理解できていると思います。
中でも指標になる部分はあります。
残業代が出ない
まぁ代表例みたいな部分ですね。働いているのに、残業代がでなかったなんてありえません。会社員は時給じゃないからとか、みなし残業だからとか本当にふざけたこと言う経営層がいますが、完全に労基法違反です。
そもそも会社員であっても本質は時給ですし、みなし残業はそのみなし分を超過した場合は、その分を払わないといけません。
こんな時に上司などに言われる人がいます。「会社に利益出してない人間が残業代とかおこがましい」、「会社に成長させてもらっているのに残業代とか言わないで」とか、正気の沙汰ではありません。
雇用とは、その会社で経営者が自分一人で事業を運営できないから、従業員に力を借りることです。つまり、会社も従業員を選ぶ権利があると同時に、雇ったのは経営者です。
もし仮にその従業員があまりうまく働けてなかったとしても、雇った責任は経営者にありますし、その従業員が活躍できそうな場所に動かすなど責任をもって対応すべきなんです。
と、正論を言ってもどうしようもないのがブラック企業なんですが。そもそも、ブラック企業の経営マインドは安い人財をつぶれるまで使い倒し、役に立たなくなったらまた安く人財を雇うという繰り返しです。
そんな場所であなたには働いてほしくないです。
日本で石の上にも三年などという言葉がありますが、無視していいです。
働く会社はいくらでもあります。
あなたが壊れてしまう前に逃げてください。
休日出勤代がでない
これもよくあることです。
会社の指示で出勤させたわけじゃないから、休出代は出さないよということがあります。
そもそも休日に電話で業務連絡する時点でも、仕事です。
ましてや、休日にやりきれない仕事を任せて、休日に出勤させた時点で給料は当然発生します。
私の体験談ですが、毎週土日は常にお客さんや会社から電話がありました。クレームや残った商品の在庫処分などです。でも、給料は発生しませんでした。
お金クレクレ星人ではないですが、雇用契約書に書いてある内容は守れよというのが本音です。
たまに工場が忙しいときに営業職も工場の生産の応援に行くのですが、基本12時間働きます。つまり4時間は、残業なんです。その時の工場長の言葉は衝撃で、今でも覚えています。
「営業はいくら使っても時給じゃないから、安くていいな」と。汚い言葉を使いますが、馬〇なんだなと。こんな人が工場長なら、今の経営も納得でした。
辞めて正解でした。
コンプラ・パワハラ・セクハラ・その他ハラスメントの常態化
これは人間的に疑うようなことを言い放つ輩がいます。
コンプライアンス違反に関しては、平気で犯罪をにおわす発言をする上司。インサイダーや情報漏洩など、個人の稼ぎのために犯罪を犯す方もいます。
パワハラやセクハラもいまだに減りませんね。部下に対して脅すような言動で怒鳴ることや、馬鹿にしたような言葉をみんの前で放つなどがあります。女性に対しても、女性軽視な発言も多いです。
このような人物は会社に一人はいますが、ブラック企業は非常に多く見られる傾向があります。
私は昔野球部だったのですが、同じような特徴があります。それは、先輩から受けた嫌がらせや仕打ちを、後輩にするやつがいるんです。これは本当に負の連鎖だと思っています。
おそらくブラック企業の風土がそのようなものになりやすいんだと思います。
雇用契約内容との違い
入ってすぐにブラック企業かどうかを見極めるのに、ここは指標になります。
面接で提示された契約条件と明らかに違う場合があります。その時点で契約は無効にできますが、雇用される側が弱い事を理解しているので、そのままの違う雇用条件で勤めさせてしまいます。
このような契約条件が違っていたり、労基法違反する企業はハローワーク経由が多いです。
気を付けてください。
明らかな労基法違反
これは今は厳しくなってきています。
が、いまだに労働時間や残業代未払いなどがあるようです。
基本的に36協定違反はアウトです。月45時間、年間360時間までの時間外労働が義務付けられています。もしそれを超えて勤務したい場合は、特別条項を交わさないといけないのです。
当然残業代は発生しますし、そもそも残業代を払わないなんてアウトなんです。
あなたの時間は有限であり、賃金の発生しない労働なんて存在しないんです。もちろん経営者や個人で稼いでいる人は、時間給ではないのでこの考えが一概には言えないですが、雇用される場合は必ず支払う義務があります。
この考えは忘れずに!
なぜ辞めないのか
これは私もすぐにやめなかった口なのでよくわかります。
ある種の洗脳なんです。
「お前はほかの会社じゃ通用しない」
「やりがいを持ってやれる仕事だろ?」
「辞められると思うなよ」
などいろいろな言葉をかけられてないでしょうか。
要は、この会社を辞めたら生きていけないぞと洗脳させるんです。当たり前ですが、実際はそんなことはないです。
もっといい待遇の仕事はたくさんありますし、人生なんて何度でもやり直せます。
そんな会社は速攻辞めてください。心や体に傷を負った場合は、一生ついて回ります。
今すぐ行動しましょう。
まとめ
今回書きたかったのは、ブラック企業に勤めていてつらい方に楽になってもらいたく書きました。
無理して働く必要はないんです。
自分を大事にしてください。
誰かが情けないだったり、落胆の声を発しても気にしない。
あなたを守ってあげられるのはあなただけです。
今の現状が辛く、嫌なものなら逃げてください。
ただし、待遇は良く、賃金もしっかりでる。非常に仕事は過酷で、辛い。しかしスキルは身に着く。
このような仕事は、少し考えてからの方がいいかもしれません。ブラック企業という言葉が先行しすぎて、健全な経営をしている会社にもかかわらず、業務の内容できついからブラック企業と言われてしまう会社もいます。
本当のブラック企業は、賃金の未払い、労働時間無視、恫喝があるなど、そもそも契約もなにもないような会社です。
しっかり見極めたら、勇気を出して一歩踏み出してください。
いつでも背中を押します。
では。