名著「嫌われる勇気」の本質。過去のトラウマに縛られない生き方の提案。(3)

おはようございます。

 アドラー心理学の続きになります。前回までは、アドラー心理学は何かという話から、トラウマに囚われない生き方という面で話をしてきました。本日はアドラー心理学の根っこの部分をお話したいと思います。

課題の分離

 この小タイトルを聞いて、内容を知っている人以外はピンとこないと思います。課題の分離とは、他人の課題と自分の課題を分けることです。これを聞いてもよくわかりませんよね?では少し言い方を変えます。

自分でコントロールできること=自分の課題、自分でコントロールできないこと=他人の課題です。

簡単な例でお話しますと、状況的にあなたが勉強を頑張っているときに茶化してくる他人がいる状況を思い浮かべてください。あなたは大学なり、資格取得のために一生懸命頑張っています。勉強をやらなくていい理由(目的)を探さず、あなたの課題をクリアした状態ですが、他人があなたの勉強している姿を見て陰口をたたいてくるとします。これはあなたにはどうすることもできませんし、気にする必要もないのです。これが他人の課題です。他人の気持ちを変えようとしないということが、「嫌われる勇気」という言葉に集約されます。

嫌われる勇気というのは前述でも記載しましたが、傍若無人に振る舞い、他人から嫌われようという話でなく、他人の課題を意識せずに、自分の課題に集中しようという話になるわけです。これが課題の分離です。アドラー心理学で一番重要な部分と言っていい部分になります。

つづきます。

では。

投稿者について

ぽん助

名前:ぽん助

年齢:39歳

性別:Xジェンダーの不定性

家族構成:妻、子供二人と生活中。

職歴:食品営業5年、製薬会社10年勤務。現在個人事業主として実家で執筆中。

趣味:メイク、野球、カラオケ、旅行、カワイイ服を買う事

好きな歌手:B’z、スキマスイッチ

座右の銘:人生一回。死ぬ最後の時に後悔しない人生を歩む。

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