おはようございます。
本日は世の中に存在する様々な「資本」に関して書いていきたいと思います。これはどのような話かと言いますと、経済的に豊かになるためには増やすべき「資本」にも順序があり、その流れを本日は学べる場所になればいいなと考えています。
まだ社会人になっていないような学生さんが学んでいるような「勉強」は、人的資本を手に入れる上で必要な最低限の「道具」を身に着けている段階になります。もちろん専門的な知識を学び、今すぐにでも社会に出て金融資本を手に入れられる人もいるかもしれませんが、ごくごく少数です。そもそも「時間資本」、「人的資本」、「社会資本」、「金融資本」とはなんなのでしょうか。少し説明します。
まず、「時間資本」とは読んで字のごとく、時間をどれだけ持っているかということです。単純に考えて若い人の方が時間は多く持っています。むしろ若い人は語弊を恐れずにいうと、時間資本しかないということにもなります。例えば、新卒の方がいきなり会社に入り管理職になることは稀でしょう。なぜか？これは会社で必要な知識や管理職として必要なスキルを持っていないことがあげられます。つまり、若い方の戦い方としては「時間資本」をたくさん「人的資本」獲得のために投入し、「人的資本」を増やすことが一番今後の人生に有益な変化をもたらします（人的資本に関しては次に詳しく書きます）。時間資本で注意しなければいけないのは、「時間」を売る事によって得られる賃金、つまり経験や知識が身につかないようなバイトや仕事にはなるべく身をおかない事でしょう。労働から得られるのは賃金だけではなく、経験や知識も大事になります。両方手に入れられる労働をし、人的資本を増やしましょう。
そして「人的資本」とはなんなのでしょうか。先ほどの文章で登場しましたが、「人的資本」とは、あなたが持つ「価値」といえばわかりやすいでしょうか。あなただけが持っている能力であったり、知識などがいい例ですね。みんなが持っている知識やスキルは、「価値」としては薄い存在です。あなたしか持っていないものがあると、それには希少価値が付き、社会的に価値のあるものになります。そのスキルが一つである必要はなく、みんなが持っているスキルや知識でも、スキル×スキル×スキル×スキルのような掛け算をしていくことで、結果として稀少な価値が身についていきます。どれだけ知識やスキルを身に着けるかが、あなたの人的資本を増やす上で大事になるのがお分かりいただけましたでしょうか。「生涯学習」は本当に今の世の中で大事なことです。
続いて「社会資本」です。これはいい例としては、「信用」であったり、「人脈」と言い換えることができるかもしれません。あなたが社会人としての経験を積んでいく中で、信用や人脈がどんどんと蓄積されていきます。これはあなたの人的資本の量によっても成長スピードに差がでます。あなたが仕事を任せたい相手と聞いて思い浮かぶことは、仕事が早く、出来る人ではないでしょうか。つまり人的資本がある人ほど「社会資本」を育てるスピードは指数関数的に上がるということに繋がります。
最後に「金融資本」ですが、これはあなたが今までの「時間資本」と「人的資本」、「社会資本」を最大限に利用し、積み上げていく資産です。この金融資本が多ければ多いほど、世の中でいうところの「経済的成功」に近いと思われます。
結論
結論としては、感のいいかたはわかると思いますが「お金」を多く稼ぐためには、「順序」が存在するということです。「時間資本」を使い多くの学びを得て「人的資本」を獲得したら、「人的資本」を有効に活用し「社会資本」を積み上げていく。結果として「金融資本」が増えていくような流れになります。
恐らく多くの社会人の方はこの感覚はもってなく、流れで動いているような感覚です。時間と引き換えに金銭を獲得しているという印象が強いですよね。時給という言葉が日本人を象徴しているような気がします。
あなたがもし経済的自由を獲得したいと考えているならば、まずすべきことは「人的資本」をひたすら増やすことです。つまり「勉強と経験」です。世の中で一番リターンのいい投資は、「人的投資」だということが言われるぐらい大事なことです。
私もまだまだ勉強を始めたばかりのようなものです。みなさんでどんな状況でも生き残れる「資本」を手に入れましょう・
では。
