おはようございます♡
本当に寒くなりましたね・・・日本海側は全体的に大雪になっているみたいなので、皆さま本当にお気をつけください。
雪は昔は楽しいものだなと思いましたが、生活圏で降られる雪があんなに大変なものだとは大人になるまで知りませんでした。早く止むことを祈ります。
では本題に入ります。
何年か前からYouTubeで発信する方々が、「好きなことで生きていこう」という発信をしているのを目にする機会が増えたと思います。恐らく自分たちがYoutubeというフィールドで稼ぐことができているので、サラリーマンのような働き方とは違うんだぜという感じもあるかもしれません。
もちろん好きな事で生きていくことを否定するわけではないのですが、発信することで捉え方を間違えてしまう人が一定数存在すると思うんです。
好きな事で生きていくという価値観が引き起こすアレルギー反応にはなにがあるのか検証します。(好きなことで起業したりする人を例に書きます)
①好きな事を仕事にすると向上心を失う
これは賛否あるかと思いますが、ここに行きつく人も存在するという意味で書きます。
好きな事を仕事にしようという言葉は鵜呑みにすると、努力しないでも生きていけると勘違いする人が一定数増えると思います。
好きなことでさらに向上心を持って働ける人は成功する可能性は高いと思いますが、楽をしたい、遊びたい、働きたくないというようなマインドでスタートした理解は危険な結果を産みます。
恐らく好きな事で稼ぐという事がどれだけ難しい事なのかを理解すると、一気に挫折したり、Youtubeで発信している人に怒りの矛先が向かうからです。
好きなことで稼ぐことってめちゃくちゃ難しいと思います。好きなことで稼いでいる人は、とんでもない努力をしているのが現実です。最初から好きな事を仕事にできるから人生イージーモードというマインドで参入すると、稼げないし好きなことまで失うリスクがあります。
やっぱり好きなことで稼ぐとなった場合はそれなりに努力は必要になります。好きな事だから頑張れるというマインドの方ならいいのですが、好きな事だから楽しめて、楽になると考えている人はなかなか大変です。
好きなことで完成した商品を販売するのも、販売の知識、マーケティング、コミュ力など総合的に組み合わせていかないと、そもそも商品がいくら良くても売れません。
楽をしたいというマインドで、好きなことで生きていくことはなかなか難しいと思います。
結果として好きな事だから上手くいくと勘違いして、向上心を失うことであまりいい未来は想像できませんね。
②好きがゆえに生産性を無視してしまう
これも大きなデメリットかもしれません。
自分が好きな事ならどんどん打ち込めると思いますし、楽しいと思います。
しかしそれがビジネスになると考慮する部分が発生します。それは、生産性という部分です。
商品の質を高め過ぎてしまい時間がとんでもなくかかったり、材料費がめちゃめちゃかかることはビジネスおいてあまりいい傾向ではないです。
消費者目線でも経営者目線でも、需要と供給を考えて価格設定や生産における汎用性を商品につけないと利益はでません。
好きなことであるがゆえにこだわりが強くなってしまい、ビジネス目線で考えることがおろそかになることがあります。結果としてあまりいい結果は生みません。
こだわりの商品を作りたいのなら、会社員をしながら趣味としておこなう方が結果として大きなリターンがあるかもしれません。
③好きな商品を扱う会社に入る
これは一見いい傾向にあるように見えますよね。
これにも落とし穴は存在します。
それは、好きな商品を使う事と作ることは大きく異なるという点です。
どういうことかと言いますと、ゲームを例にするといいかもしれません。ゲームを作っている会社は、ゲームをプレイする会社ではないですよね。つまり、消費者目線で好きな商品を作っている会社に入社するとギャップで苦しみます。
好きな商品が社会的に価値があるという認識で勤めることは非常にいいのですが、ただ好きな商品だから作りたいだと破綻するリスクがあります。
今までも話をしてきてお分かりかもしれないですが、好きなことを仕事にすることは「経営者目線」と「消費者目線」を分けて考えられることだと思います。
これを消費者目線で仕事にしようとすると、好きなものまで嫌いになります。
④甘い言葉に踊らされない
好きなことを仕事にするということを発信する方の本質をお話します。
まず前提としてYoutubeで発信をしている方を批判する内容ではないですし、発信するのを受けとる側の問題という観点でお話します。
好きな事を仕事にしようと発信している方が、なぜ発信しているか考えたことがありますか?
これは儲かるからなんです。
Youtubeで広告費を稼ぐには再生回数が必要ですし、現代の日本人は自由な暮らしにあこがれを持っていますので惹かれてしまいます。
中には本当に利益を求めず、ボランティア精神でみんなが幸せになることを願うひとがいるのも否定しません。
ですが、多くの方はそのような発信に需要があり、お金になることを理解したうえで発信するんです。これは悪い事ではないです。どのビジネスでも価値のある商品にお金を払うのは当然です。
しかし、根拠のない発信や騙す前提で発信する輩が世の中には多いのです。
人間はもともと怠けものですし、出来ればラクして楽しく暮らしたいと思うものです。そこに「好きなことで稼いでいきましょう」みたいな甘い言葉がくると反応してしまうんです。
その先になにがあるかというと、エビデンスが真実かどうかわからない高額なセミナーだったり、教材だったりを購入する流れに誘導されます。
これを買うか買わないかは消費者である皆さまの取捨選択になりますが、冷静に立ち止まって情報を得る努力をした方がいいと思います。
その人がなぜその発信をしているのかの裏側を考えるといいと思います。
儲かる話なら本来自分だけ知っていればいいのに、なぜ発信するのでしょう?そこが真実であり本質です。
⑤その場しのぎの好きなものを作ってしまう
好きなものを仕事にしたいなら前提として、とことん時間をつぎ込めて、ライフワークバランスなんて考えないくらいに没頭できるなら仕事になると思います。
しかし多くの方は好きな事で生きていくに対して、緩く生きると勘違いをしてしまいます。これが大きな間違いで、好きなことで生きていくなら寝食を忘れて没頭しなければ稼げません。
もし緩く生きたいのなら、年間休日120日以上で残業20時間以内の企業に就職すると緩くいきられると思います。人間関係もホワイト企業なら悪くないと思います。
好きなことで生きていくに影響されて、なんとなく好きぐらいの熱量で見つけたものは続きません。
しかもよく月収100万円達成!など発信されているかたがいますが、真実はわかりませんし、毎月100万円なのかも定かではありません。
収入は常に一定はあり得ないのです。時代の流れもありますし、好きなことで稼げても常にアップデートしないとどんどん衰退します。
そこまでやれる覚悟が本当に大事です。
まとめ
好きなことで生きていくという事について書いてきました。
私自身も好きなことで生きていけるように動いていますので、その考えに反対ではないのです。
しかし安易に好きなことで生きていけるよという発信には疑問があるんですよね。時代は変わりますし、例えばインスタやYouTubeで今は稼いでいる人も今後は稼げないということもあるかもしれない。クリエイティブな世界に安定は存在しません。
好きなことで生きていける人はもともと努力家で、能力も高い人が多いです。楽したいというマインドだと痛い目を見ます。
私も痛い目をみた張本人だったりします(笑)
そのような発信で自己啓発するのは非常にいいことですが、自分でその情報を取捨選択し、思考することを怠らずにいれば結果としていい仕事に巡り合えるかもしれません。
頑張りましょう!
有難うございました。