こんにちは。
本日も書きたい欲が高まっているので、私も子を持つ親としていろいろな知見から、現代に必要な子供の教育とは何かを書いていきたいと思います。
ただ教育に関してはさまざまな意見があります。なので、私の意見が正しいという事ではなく、あくまでも参考程度に聞いてもらえたら幸いです。
①親の価値観を押し付けない
これに関しては本当に強く思います。
親は自分に生きてきて学んだことを、子供に教えます。
それ自体は悪くはないのですが、「これはしてはダメ」「普通はこうじゃない」など言ってしまっていませんか?
強制的に押し付けてしまう親が多いのです。
親は親切心で教えていますが、なぜそれをしてはいけないのか、普通じゃないとなにがだめなのかを伝えない場合が多いです。
子供からすれば、一方的にやってはダメを押し付けられるので、不満がたまります。
また、自分でダメな理由を考えなくなり、考えない子供に育ってしまう弊害もあります。
価値観を強制せず、親は子供に思考させる課題を与えることが必要です。
現代で必要な能力は、「思考力」であり、「創造力」です。
かなり厳しい言い方をすると、みんなができることに「価値」はありません。
また、これからAIなどがさらに発展してくれば、機械的に行える作業は人間である必要はなくなります。
機械は24時間働いても疲れないので、人間が太刀打ちできません。
そこでどこで人間の「価値」を見出せるかと考えると、先ほども申し上げたように「思考力」と「創造力」です。
クリエイティブな分野はコンピューターが苦手とする分野であり、人間は思考して新しいものを作ることを得意とします。
しかし思考することは訓練しなければ、思考力はつきません。
なぜ、なぜ、なぜを何回も繰り返すことで物事の本質を理解できるようになります。
ですので、親に必要なことは自分の価値観を植え付けることではなく、物事に対して考える課題をあげることが、今の時代を生きる最大の支援になると考えます。答えは自分で出し、親はあくまで寄り添う存在であればいいと思います。
②学校教育に関して
学校教育に関しては、色々思う事があるのです。
まず学校教育の批判ではない事だけ、申し上げます。
日本の学校教育に関しては、かなり高度な教育であると思います。これだけ国民全体の識字率が高く、数学的能力、読解力を持っている民族は少ないです。
これは中学校までの9年間の義務教育の成果です。
発展途上国では、字が書けない、学校に通えないなどの子供はまだたくさん存在します。
日本は恵まれているんです。
これは本当に日本の教育に関して、素晴らしいと思う部分です。
しかし一方で、これだけ学力が平均的に高い日本でなかなか海外の「GAFAM」のような企業が出てこない不思議もあります。
これが日本の学校教育の課題のような気がします。
学校で習う「勉強」を人生の「道具」として捉えた場合、道具は与えられるけど、使い方は教えていない状況なんだと思います。
たぶん学生の多くは、この勉強は将来なにの役に立つんだろうと考えています。
それに疑問を抱かない学生は、いい大学に入れば、いい企業に入れるから勉強するという認識ですよね。
そもそも日本の学校教育は、会社員にするための教育だということです。
学校や会社に所属するということは、「いわれたことを守る」、「みんなからはみ出さない」などが評価されます。
これは昔の高度経済成長期ならよかったんです。
経済の成長と共に、企業も発展するし、従業員の給料も上がる。イケイケの時代には、会社員は天国だと思います。
しかし今の時代はそんな時代ではないです。どの企業も商品価値をあげるために、頭を抱えています。
外国の新しい発想力についていけなくなっているんです。
そのため、日本にはユニコーン企業はほぼないです。
会社員を養成する学校教育の弊害であると思います。
そんなときに自分の子供にしてあげることは、学校批判などではなく、道具(勉強)の使い方を教えてあげることです。
学校はあくまで知識の習得場所として位置づけ、使い方は家庭で教えるのがいいと思います。
学校では団体行動を強いられますが、苦手なお子さんに無理に強いてはいけないと思います。
学校に行きたくないときは無理に行かなくていいです。
その代わり、親が生き方について教えてあげてください。
そのためには親も勉強しなければなりません。今の知識だけでは絶対足りないからです。親と子供で生きている年代が20~30年違うのですから、同じ知識ではだめなんです。
子供と一緒に勉強しましょう。
会社に依存しなくても生きていけるような、たくましいお子さんになる手助けが必要です。
③子供の自己肯定感を潰さない
これは親がやってしまいがちなミスです。
勉強に対して、「なんでそんなことできないの」、「うちの子は○○ができない」など、子供の自尊心を壊す発言をしていませんか?
日本人全体の自己肯定感は、他国に比べてはるかに下回ります。なんなら先進国で最下位です。
自己肯定感を子供に持たせることは、こどもの「行動力」を上げ、自発的に成長する意欲が湧きます。
ただ褒めるだけが自己肯定感をあげることではありません。
親は結果を褒めるのではなく、その結果をだした過程を聞いて褒めてください。
例えば運動会の徒競走で1位をとったお子さんに、「1位すごいね」ではなく、「毎日の練習が身を結んだね。継続は力だね」という努力の部分を褒めることが大事です。
子供は親に見守ってもらえている安心感と、見えない努力を評価してもらえることに喜びを感じます。
結果ではなく、過程(プロセス)を褒めて、自己肯定感を持たせてあげてください。
④積極的に「お金」の勉強をする
日本人の苦手な分野はまさにここです。
お金の話は汚いと好まない民族です。
これが日本人の金融リテラシーのなさに直結します。
お金は汚いといいながら、生活するために仕事でお金を稼ぐ。矛盾しています。
お金は本来中立な立場で、経済的自由を手に入れるためには必要なものです。
お金の教育をお子さんにする場合は、「自己投資」と「投資」については教えるべきだと考えます。
自己投資とは、自分というお金を生む資本に関して、お金と時間を惜しまないということです。
自己投資をすればするほど、稼ぐ力が身に付き、将来的に裕福になる可能性が高まります。ここはケチってはいけないのです。20代は給料すべてを自分への知識とスキルのために使うぐらいでいいと思います。同じ自己投資でも、浪費と一緒にしてはいけません。自分の成長のために使ってください。
この部分を教えてあげるとお子さんの将来が明るくなるのではないでしょうか。
加えて、「投資」についても教えてあげるといいと思います。
日本人は「投資」=「ギャンブル」みたいな考えがありますが、大間違いです。
投資は経済を勉強し、堅実に積み立てていくことで資産を増やせるものです。「貯金」が好きな日本人は、「投資」を嫌いますが、貯金も本質的には投資なんです。
銀行はお客さんから集めたお金を種にして、投資をして増やします。その利益で銀行は回ります。勘のいい方はわかるとおみますが、預けた時点で投資なんです。これを「間接投資」といいます。
年利0.00〇%ですが、金利が付くのはこのせいです。
このあたりを知らない人は大勢いるので、もし親であるあなたに金融リテラシーがないのであれば勉強しましょう。
投資に対する考え方が変わってきます。
⑤本当の意味での節約を教える
節約は大事です。
しかしあっちのスーパーの方が大根が10円安いとか、そんな話ではないです(笑)
人生で節約すべき3つがあります。
「家」、「車」、「保険」この3つです。
まず家ですが、持ち家と賃貸論争は有名です。私は完全賃貸派なのですが、持ち家は悪いとは思ってません。
自分がほしくて買うならいいと思います。
しかし、金銭的に余裕のない状態で無理に買うべきものではないです。まず家は資産ではなく、負債です。銀行からお金をかりて、毎月返済している時点で負債という認識はもちましょう。
資産とは、持っていることでお金を生むものです。土地は資産じゃないかという方もいますが、売却しなけばお金になりません。ましてや土地の価値は下がるところが多い現在で、資産とはよびにくいです。
修繕費や固定資産税だって想像以上にかかります。
家を持ってあたりまえという認識で買うものではないと思います。その価値観も、不動産会社や建築会社が付けたイメージであると思ったほうが自然です。
ほしいなら買う、義務感なら買わないことをお勧めします。お子さんに伝えるかどうかはご自身で。
車についてですが、20歳~80歳まで車を持って大体4000万円ほどかかる(車本体、保険、維持費、ガソリン、車検等)とされています。
この数字をどうみるか。毎日通勤やへき地にいる方な必須ですが、公共交通機関が発達した場所に住んでいるなら、持たない方が節約になりますね。今はレンタカーなど安く借りられますし、必要な時に借りるくらいがいいと思います。
保険に関してですが、必要ない保険は辞めるのをおススメします。
がん保険や生命保険はあまり入る価値がないと思っています。
それは日本のセーフティネットは非常に優秀で、高額医療制度や健康保険など、非常に有益な制度が多いです。実際にがんになるかわからない状況でがん保険に入り、毎月高い保険料を払うなら、その分貯金なりした方がいいと思います。
保険に関して詳しく知りたいのなら、リベラルアーツ大学というYOUTUBEチャンネルで学ぶことをおススメします。
この事実はお子さんの金融リテラシーを向上させます。
まとめ
このようなお金の話であったり、勉強の話はお子さんと積極的に話すことをおススメします。
そのためにはまず親であるあなた本人が勉強する必要もあります。
私も常に本やネット、論文を読んで勉強しています。
お子さんと共にレベルアップしていきましょう。
以上。