おはようございます。
本日はYoutubeチャンネルのpivotでお話されていた「教育経済学」教授の中室さんのお話に共感しましたので、書きたいと思います。
pivotをみるまでは教育経済学という言葉は馴染みがなかったのですが、中室先生のお話を聞く中ですごく面白い学問だということを感じました。教育経済学とはそもそも子供の成長過程でどのような刺激を得ると、将来の年収や生活環境に影響を与えるかを科学的に考える学問です。
簡単にいうと幼少期に自制心が強い子供は将来的に裕福になりやすかったり、親が高学歴の子供は将来的に裕福になりやすいなどをエビデンスを元に考えます。親がお金持ちだからではなく、子供自身の考える力や教育に対する親の考え方が違うことが理由の一つになります。
中室教授がおっしゃるのは、私が理解した範囲だと親の子供とかかわる時間は大事だということです。専業主婦と共働き夫婦で比べても、実は子供に対する時間はあまり変わらないようです。祖父母の存在が、子供の教育に与える影響をおっしゃっています。夫婦で子供にかかわる時間があまり持てない場合、祖父母に頼ることで子供の成長に寄与してもらうと感受性豊かで、言葉の学びも大きいと言っています。我々世代は、やばいとはまじでとかいわゆる若者言葉も使います。しかし祖父母世代はもうすこしちゃんとした日本語を使いますので、子供の考える力を育てることにもつながります。
学力=認知力
教育経済学の世界では学力というのは認知力という言葉に置き換えて考えます。つまり客観的に測れる「認知力」を学力といっているのです。一番わかりやすい例でいくと、学力テストや受験やIQテストなどがあげられます。これらはある程度正確に、そのひとの知識量や考えるちからを測る指標になります。このような認知力は生きる上で大事な部分なので、日本の学校教育は国力アップのために、教育のウェイトをここに乗せています。
しかし大人になるとわかることですが、学力より「非認知能力」を重視されます。コミュニケーション力や洞察力、共感力、やり抜く力など、その人の人格の部分ですね。学生時代は通知表でみる部分は学力で、所謂「非認知能力」は重視されませんよね。なのに社会人になると、非認知のほうが重視される。学生のジレンマですね。
本来は非認知能力と認知能力は相関関係があり、どちらも育てることが大事です。たまごが先か、にわとりが先かの話で、どちらを先に伸ばすかの話になりますが、幼少期は非認知能力を育てることに重きを置く方がいいようです。先取り教育の先行利益はほぼなく、その子供の年齢にあった教育を行うことが適切な教育になります。
うまくまとまりませんが、非認知能力を育てれば認知能力も育つ。認知能力を育てると、非認知能力も育つ。その中で最適な年齢や成長過程を判断して、育てていくということを考えることが最適な教育かもしれません。
子どもの教育で「非認知能力」と「認知能力」を育てる言葉は、努力のプロセスを褒めることと失敗に対して怒らないことだと私はおもいます。
ほんの一部しか触れていないので、pivotを視聴頂ければ有益な情報が得られると思います。
では。