
本日はチョコレートに関して、書いていきたいと思います。
子供から大人まで大好きなお菓子の代表である、チョコレート。
嫌いな人は少ないでしょう。
そんなチョコも昔は、親などから食べすぎたら鼻血でるよとか、太るよとか、美味しいんだけどもなんとなくマイナスイメージをつけられてきた印象があります。
まぁなんでもたべすぎは良くないし、実際依存性がある物質を含んでいるので、必要なことだったのかもしれません。
紐解いてそんなチョコについて、本日は紐解いていきましょう。
チョコの美容・健康効果(メリット)
チョコには、血行促進効果が期待できます。
チョコにはカカオポリフェノールが含まれており、これが血管拡張作用や抗酸化作用によって血液循環に作用して、肌にうるおいや艶をもたらします。
抗酸化作用とは、体で作られる活性酸素という老化物質を抑制してくれる効果のことです。
活性酸素は適量であれば免疫機能で非常に有益な効果がありますが、多すぎると健康な細胞まで攻撃してしまうので、これが体に害になります。
ここで効果を発揮するのは、抗酸化作用を発揮する抗酸化物質です。
一般的によく知られた抗酸化物質として、ポリフェノールが有名です。ブドウ(アントシアニン)やカカオ(カカオポリフェノール)に多く入っており、これらは有益な物質です。
これがチョコの中に大量に入っているので、美容効果および健康効果があります。
美味しい上に、健康にも、美容にもいいなんて最高な食べ物ですね。
メンタルの安定効果(メリット)
昨今、世の中ではメンタル不調で休職する人が増えています。

※厚生労働省HP抜粋
上記のように、どんどん精神疾患患者数が増えている現状です。
この中の一人に私も入ったことがあるのですが、今は元気です。前以上に(笑)
さて、チョコにはこのメンタル疾患にも効果がある成分があります。
現代の研究では、うつ病に関係する物質として「セロトニン」があります。
うつ病はこのセロトニンの減少によって引きおこる可能性が高いようです。
セロトニンは、別名「幸せホルモン」と言われていますが、このホルモンの量が多ければ、
抗うつ作用を発揮して、うつ症状を減退させます。
このセロトニンの原料になるのが、チョコに含まれているトリプトファンという必須アミノ酸です。
このトリプトファンは、体内で合成できないので、食べ物によって摂取するしかありません。
なので、チョコは非常にメンタル面にも有益な影響を与えるといえます。
補足
ちなみにトリプトファンが多く含まれている食材は、
- 卵(鶏卵、卵白含む) 100gあたり1300mg
- にしん、かずのこ 100gあたり1300mg
- 大豆、大豆たんぱく 100gあたり1200mg
- 牛乳および乳製品 100gあたり1100mg
AIの抜粋データではありますが、有益な情報なので載せます。
卵、豆腐、牛乳でよさそうな感じですね。
つまり、この3つを良く食べる人はうつ病になりにくい可能性が高いですよね。
統計データとかあれば見たいくらいです。
チョコのデメリット
先ほどまで、チョコをさんざん褒めましたので、今回は何でもそうですが「食べすぎれば害になりますよ」の話をします。
適度な摂取量を心がけましょう。
糖質
これは、多くのチョコが抱える問題であり、この糖質が無ければチョコのおいしさは半減するものでもあります。
そもそもチョコには、ポリフェノールやテオブロミンという物質が含まれていて、苦み成分です。そのため、大体のチョコには砂糖などの糖質が大量にはいっています。
これがチョコが太るゆえんです。
ですので、いくら体にいいからといって大量に摂取してしまうと、糖尿病や肥満、高血圧になります。
もしチョコを食べるなら、今糖質があまり入っていないタイプのチョコもでていますので、それをおススメします。(味は個人の判断で)
カフェインやテオブロミン
この物質はチョコやコーヒー(テオブロミンは無し)などにも多く含まれています。
一番わかりやすいのは、エナジードリンクです。
エナジードリンクを飲むと本当に元気になる気がしますよね。
あれは、カフェインなどの効果です。
カフェインには興奮作用や覚醒作用があるので、一時凄い元気になります。
しかし、寝る前に飲めば寝れなくなりますし、かなり依存性があります。
摂取しすぎると死に至る怖いものでもあります。
同様のことがチョコにも言えるわけです。
なんでも「過ぎたるは及ばざるが如し」ですね。
余談(カカオ農家の話)
これは私が最近読んだ

この本に書いてあった内容は、みなさんにも感じてもらいたい内容なので書きます。
チョコレートの原材料のカカオは、アフリカのコートジボアールを筆頭に、ガーナなどで多くつくられています。
これだけチョコが世界的に売れているのだから、さぞ儲かっていると思いきや、親の働きに加えて、子供が一日4時間ほど
働いてなんとか生活ができるぐらいの稼ぎのようです。
そんな子供たちや親までもが最終製品である「チョコ」を食べた事がないのです。(10年前くらい話)
本の中では、「あいのり」という番組でガーナを訪れた際にあった実際の話で、チョコを食べた事のない子供にチョコをあげるべきかどうかを議論したようです。
結果、チョコをひとくちあげたようですが、むずかしい判断だと感じました。
励ましになるのか、絶望になるのか、難しい問題ですよね。
マグロを育てて、出荷して、自分は家でもやし(もやしは優秀な食材)を食べるようなお預け感を感じます。
私が考えたのは、先進国の考え方です。
私たちは安いものを買いたがります。もちろん消費行動として、安くて美味しいものを買いたいのは当たり前です。
それを企業努力と私たちは位置づけます。
もちろん企業の中で、作業の効率化やDX化などで原価を下げているならいいのです。
しかし現実は一次生産者である、このような国の人たちにしわ寄せがいっている気がします。
安くしろというのは簡単ですが、このような背景があることは考えなければなりません。
発展途上国は、先進国の奴隷状態にしてはいけないのです。
チョコに限らずですが、このような発展途上国との付き合い方が、今後の日本の未来に関係する気がしています。
話が大きくなってしまいましたが、チョコは万能食です。
みんなで幸せになりましょう。
以上!