「行動経済学」は最高に面白い学問です。復習用にブログをつかいます。(4)

おはようございます。

 本日も行動経済学について書いていきたいと思いますので、お付き合いいただければ幸いです。どうでしょうか。今回で四回目の記事になりますが、少し面白いが学問だと感じて頂けているでしょうか。行動経済学という名前になっていますが、簡単に言えば心理学のお話になります。人間がいかに本能的に動いてしまう、または経験の中で生まれたバイアスに左右されるかを理解できるかもしれません。本日も何個か勉強していきましょう。

バンドワゴン効果

これに関しましては、「みんなと一緒がいい」という人間心理のお話になります。どのような内容かといいますと、人間は損をすることを非常に恐れる生き物だということを前の記事でお伝えしています。これを「損失回避」という心理といいます。

ここに繋がる話なのですが、多くの人が選ぶのもやいい評価をするものが「損をしない」という判断をし、そのマジョリティ的なものを選んでしまうことをバンドワゴン効果といいます。バンドワゴンとは、パレードの先頭を走る楽隊車のことをいい、みんなでそのパレードに参加する姿からとられたといいます。簡単な例として、みんなが並ぶラーメン屋があったとします。並ぶのだから美味しいに違いないと判断する、みんなと一緒なら美味しくないはずがないなどの心理が働くことが良い例です。また、SNSでいいね!の数が多い意見を正しいと判断したり、いいものであるような錯覚な起きるのもこのバンドワゴン効果によるものです。

返報性

これもかなり有名な心理効果に一つであります。どのような効果があるかといいますと、人間は返報性、つまり何かをしてもらった際にお返しをしたくなるという心理が働く生き物なのです。これは人間という生き物がコミュニティや群れをつくる生き物であることが関係していると思われますが、これがビジネスの世界では大変多く使われています。

一番わかりやすい例でいいますと、スーパーに試食販売がそれにあたるかもしれません。試食販売のおばちゃんから試食をもらうと何も買わないともやもやしませんか。なんかもらったのに悪い気がするといった感情は産まれないでしょうか。これが返報性が起こる心理状態です。このもやもやを解消するために試食をもらった人間は1袋ぐらい買うか!となり、購入してしまうのです。もう一つ例をあげるなら、無料の引き換え券を飲食店でもらったとします。次回その無料券だけを引きかえればいいのに、なぜかもう1品頼んでしまうことが多いと思います。この心理状態も無料でもらったんだから、1品ぐらいお金を払うかというものです。今回はお金が絡む例でしたが、返報性は言葉(お礼の言葉)であったり、自己開示(相手の素性を聞いたら、自分の素性も話をしたくなる)なども返報性の一種になります。

確証バイアス

これは自分が選択したものの正当性を強化してしまうというお話です。どのようなことかといいますと、人間は自分が正しいと思ったものや内容を確実なものにしたいという心理(損失回避に近い)が働きます。例を出すと、高いお金を払っていい車を購入したとします。そこで芽生える心理は、これだけいい値段したのだからいい車に違いないという確証を得たいために、その車の「いい情報」ばかりを集める行動をします。逆にマイナスな情報は耳に入らなくなり、情報は偏ります。よく車のCMをテレビ等で見るかもしれませんが、あれは購入を促すという目的と、購入した人がいい物だと認識を強化する目的もあるのです。いいものと認識した購入者はある種の広告塔になり、いい部分を拡散してくれます。これが確証バイアスです。

明日も行動経済学について書きます。

では。

投稿者について

ぽん助

名前:ぽん助

年齢:39歳

性別:Xジェンダーの不定性

家族構成:妻、子供二人と生活中。

職歴:食品営業5年、製薬会社10年勤務。現在個人事業主として実家で執筆中。

趣味:メイク、野球、カラオケ、旅行、カワイイ服を買う事

好きな歌手:B’z、スキマスイッチ

座右の銘:人生一回。死ぬ最後の時に後悔しない人生を歩む。

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