おはようございます。
本日は先日古本屋さんで購入しました「孫子の兵法」を読みましたので、自分のこころに残った部分をブログに書いていきたいと思います。
率直な感想としては、すごい!語彙力を失うくらいの凄い内容でした。もともと語彙力がないのですが(笑)孫子の兵法を現代版のような形で翻訳されてる本なのですが、本当にビジネスマンには必読な内容でした。ビジネスマンでなくても、生き方や子供のしつけ、人間関係の在り方など生きる上でのガイドブックとして使える内容でした。
その中でも自分の中に残った内容5選を書いていきたいと思います。
自分を律する
これは改めて再確認させられた内容ですね。孫子を自分を律するということが、生きる上で大事であると論じています。生きていく上で唯一コントロールできるのは自分です。相手はコントロールできません。つまり普段から自分をコントロールすることを練習していれば、いざという時も冷静に判断することができます。私もついお酒を飲んでしまったり、ジャンクフードを食べてしまうときがありますし、意志の弱さを感じていました。今回孫子の兵法を読む上で、人生の勝者になるための第一条件として「セルフコントロール」が大事だということを学びました。
戦わずして勝つ
これもすごく考えさせられました。なんとなく戦争というと相手をコテンパンにやっつけて勝つようなイメージがありましたが、理想はなるべく戦わないで勝つということでした。相手を打ち負かしてしまうと恨みが残りいつか反撃をくらいます。仮に勝ったとしてもコテンパンにしてしまった相手から得られるものは少なく、兵士もいない崩壊した町がのこります。その復興費用やアフターフォローに時間がかかります。
孫子が言うのはなるべく戦わないで勝つことが一番理想だと。そのためには、いかに自分の強さを相手に知らせることと、時には意表をついたり、嘘も必要だと。これは現代でも使える知識であり、交渉事で役に立ちます。そのために必要なことは常に自分を高めることです。
健康こそが全ての根源

これも孫子の兵法に書いてあります。どんな優秀な武将も体調不良では力の半分も出せません。常に気力と体力がみなぎっている状態を作り上げることが勝つために重要なのだと。
これは現代でも「体調管理」の部分になりますよね。体調不良ではいいパフォーマンスがでないし、いい仕事はできません。自分を律するという部分に関係してきますが、常に健康な体つくりは社会人としてマストです。
適度な運動、暴飲暴食しない、禁酒など節制していきていきます。
決死の覚悟を持てばなにごとも突破できる

孫子は「必死」という言葉はあまり好きではないようです。必ず死ぬという意味を含んでいるからです。覚悟としてはすごく立派ではありますが、死ぬ気でいることはいい結果を招かない場合があるといいます。人間が力を発揮する状態は「生きる」ことへの執着が強い時です。昔のアニメで「るろうに剣心」というのがありましたが、最終奥義「天翔ける竜のひらめき」は生きることへの執着から生まれる技です。知らないですかね(笑)
しかしここで言っているのは「決死」の覚悟を持つべき瞬間もあるということです。例えば、なにも失ってしまった状態。スキャンダルで社会的に抹殺されてしまった人、家族を失ったひと、犯罪を犯してしまった人などなどです。いわゆる一度死んだような状態にある人は、死ぬ気で覚悟をもってなんでも取り組んでみるべきだと孫子は言っているようです。このような方が自殺を選んでしまったり、本当につらい状態になっているのはわかります。しかし人間は火事場の馬鹿力と言って、覚悟を決めた瞬間にものすごい力を出します。そんなときも必要だと説いています。
戦は情報がすべて
2500年前ですら戦をする上で大事なことは「情報」をいかにとるかでした。現代社会は情報社会ですが、偽の情報やフェイクニュースにあふれています。良質な情報をいかに早く獲得できるかで、勝者になれるかどうかが決まります。孫子が言うには、情報は人から聞きなさいと説いています。その道の最前線にいる専門家や知識人に教えてもらうのが、一番良質な情報を獲得できます。現代では専門家ではない影響力がある人が「なんとなく」の情報をばらまいています。それを鵜呑みにしないで、ソースはどこか、本当にそうなのかを疑いながら情報を獲得するべきです。情報過多の時代こそ、本当の情報を獲得できるひとが勝ちます。
結論
本当に今回「孫子の兵法」はためになりました。生きるためのガイドブックと言っても過言ではありません。孫子が説いている内容を自分の中に落とし込み、自分のスキルアップや子供たちへの教育部分にもつなげていければいいと思っています。
自分自身を律し、常に向上し、健康状態に気を配る。当たり前のようで、当たり前にできていないひとが多い現代で、この「孫子の兵法」を一度読んでみることをおすすめします。
では。