「女装して、150キロの球を投げたいと思いました」
そんなことを言うと、たいていの人は笑うか、黙ります。
「そんなの無理だろ」「意味がわからない」と。
でも、今の僕にとっては、これが人生で一番リアルな夢なんです。
■なぜ女装?
僕にとって女装は、逃げでも隠れでもなく、むしろ“本質”への回帰です。
派手なメイク、ウィッグ、ハイヒール。
それはただの演出じゃない。
「こうなりたい」「こう見られたい」と願う、自分の中の“芯”の部分。
自分を表現するという意味で、女装は最高の武器なんです。
■なぜ150km?
実は学生時代、135kmくらいまでは出てました。
でも今は40歳。体力は落ち、球速は110km前後。
それでも、もう一度、自分の限界を超えたいと思った。
それが「150km」だったんです。
数字には意味がある。
100kmじゃない、120kmでもない。
誰もが「無理だ」と思う数字にこそ、人生を賭ける価値がある。
僕はそう信じています。
■そして、美容
美容は“見た目の武装”だと思われがちだけど、
僕にとっては“心のメンテナンス”。
肌が整うと、心が整う。
眉を描けば、目標が見える。
リップを塗ると、自分にスイッチが入る。
女装で魅せる。
トレーニングで鍛える。
美容で心を保つ。
この3つは、バラバラじゃなくて、全部つながってる。
■これからの計画
正直、まだ何も始まってません。
体もできてないし、フォームもバラバラ。
美容の知識もまだ浅いし、女装だって初心者。
でも、やるって決めました。
・トレーニング記録
・美容ルーティン
・女装での気づき
・フォーム改善の過程
・心の葛藤
このすべてを、記録として残していきます。
もしかしたら、誰かの勇気になるかもしれない。
「美しくなるために、150kmを目指す男(女?)」なんて、前例ないかもしれないけど、
前例がないなら、自分がその最初になればいい。
■最後
世の中には、“女らしく”“男らしく”といった言葉がまだまだ多すぎる。
でも僕は、ただ「自分らしく」なりたい。
スカートを履いて、球速150kmを目指すことが、
僕にとっての“らしさ”なんです。
美とパワーは、きっと共存できる。
だから僕は、女装して150kmを投げる。
今、その第一歩を踏み出します。